top of page
  • 執筆者の写真近藤 伸夫

上棟式にはオリジナルの塩を使う。

私、現在自宅を建設中ですが、2ケ月ほど前に地鎮祭を行いました。その時の四方清め祓いで 四方に塩を撒く役を担ったのですが、枡にある塩はエンリッチでありました。

今月は上棟式があり またお塩の出番となりますが、こんどは自家製塩と福井県で作られている三種類の塩「越前塩」「万葉田結ケ浦の塩」「百笑の塩」を混ぜたものを使ってお祓いしたいと思っております。

神道のお祓いにおいては、塩は無くてはならないものです。

神道においての禊ぎ祓いの起源は、『古事記』などの神話に見ることができます。

いざなぎのみことが、妻のいざなみのみことがいる黄泉の国から戻った後、日向の阿波岐原で自分の体についた死の国のケガレを祓うため、海水につかって禊ぎを行ったというくだりです。海水が使われたことを起源として生まれたのが神道における「塩で清める」という行為なのだといわれています。

古代より、塩にはケガレを祓い清める力とともに、あらゆるものを再生させる力が宿っていると考えられていたのですね。ちなみに塩はどんなに使っても決してなくならない優れもの。ほんとに再生の優等生なのです。また、ケガレというのは、「気枯れ」と書き、気が枯れてしまった状態、すなわち生命力が枯渇してしまった状態を表すのだそうです。

2021.09.03.




閲覧数:44回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page