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執筆者の写真近藤 伸夫

厚労省は塩分摂取と高血圧の大規模調査をしてください。

 減塩パワーは留まることを知らず、味噌・醤油などり調味料はもちろんのこと最近はお菓子などにも「減塩」の文字が書かれているくらいです。これだけ「減塩」という言葉が使われているにも関わらず、ネットで調べると減塩の理由は高血圧になるからだということしか説明されておらず、高血圧と塩分摂取の因果関係を示す調査データが堂々と掲載されていることはありません。それは、WHO世界保健機関の資料においてもです。(私は減塩に加えてコロナ騒ぎでの初動行動においてもWHOにはうんざりしています)

 厚労省も減塩を言いづけるなら、一度塩分摂取と高血圧のちゃんとしたデータをとるべきです。減塩したい方はどんどんすればよいですが、こんなデータもあるのですよ。  

 1987年の米国のミラー博士らの研究報告によれば、正常血圧の男女82人を対象にして1日の塩分摂取量を9.2グラムから4グラムまで12週間にわたって減塩したところ、血圧値にほとんど変化のない人が53%、血圧が下がる人が30%、そして17%は逆に血圧が上昇した。

 1985年に米国のアルダーマン医師が約20万人の生活調査を行ない、英国の権威ある医学誌『ランセット』に発表した論文では、塩分摂取量が最も少ないグループは脳卒中や心筋梗塞になりやすく、最も摂取量が多いグループ(8.94~12.80グラム)の脳卒中・心筋梗塞の有病率が最も低かった。

 私は、もちろん塩分多量摂取です。これで元気でとりあえず80歳まで、そして90歳までが目標です。私は塩に関係なく血圧は170-110くらいですが・・・。

 ただし、腎臓に疾患をもっている方は多量の塩分摂取はお控えください。



 

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