7月16日に福井県南越前町の海で海水を18㍑汲みました。家へもって帰ってステンレスのパッドに移し替えてひたすら天日干し。そこそこ結晶した段階で味見してみましたが、苦みとえぐみが多くて使い物になりません。最後になかなか結晶しないにがりも残った状態で、それらを鍋で焼いてみたら、今度は表面が灰色に変色して美味しくなさそうな塩になってしまいました。これはニガリ成分が変色したに違いないと思いこれを水洗い。再度天日で乾かしたら、かなり美味しい塩が出来上がりました。偶然ですか、甘味・酸味・塩味・苦み・旨味のバランスがたいへんいいものです。今回は試行錯誤の塩づくりでしたが、次回はさらに美味しい塩ができるよう今回の経験を活かしてチャレンジします。私が今回取水した南越前町旧河野村は、江戸時代に大谷という集落で塩を作っていたという記録が残っています。
近藤 伸夫
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