サラリーが「塩-ソルト」が語源であることはよく知られているが、「サラダ」もまた「塩」が語源です。「英語では「salad(サラド)」、フランス語では「salade(サラード)」、イタリア語で「insalata(インサラータ)」、ドイツ語では「Salat(ザラート)」というそうです。
これら「サラダ」を表す語は、すべて「塩」を意味するラテン語の「sal」に由来し、ポルトガル語のsaladaはサラダと発音し、日本語のサラダとも発音が似ています。
ポルトガル語では、「-ada」は動詞の過去分詞形をあらわす接尾語の性質があるのだそうです。「sal」は「salt(塩)」の派生語なので、Saladaは、「塩されたもの」という意味をあらわすことになります。
英語のsaladは、発音をカタカナで書くとしたら、サァラッドゥもしくはサァラッになります。アメリカ人が発音しても、イギリス人が発音しても、サラダとは聞き取れません。アメリカやイギリスでサラダと言っても、通じない場合のほうが多いので気をつけましょう。
2018.08.15
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